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遺品整理で後悔しないための片づけポイント

三代目骨董屋・中谷講師でご登壇。中谷さんはリサイクルのオークションを仕切っていますので、今のこのコロナ時に売れるもの、根強く人気のモノは何かを熟知しています。10月にオンライン無料セミナーでは遺品整理についての基礎知識を話していただきました。

遺品整理で時間がなく片づけ優先にして廃棄してしまったモノはほとんどが手元に帰ってきません。
ただ、小さな物は8日間、リサイクルショップは手元に残しておく義務があるそうです。

ほー、知りませんでしたね。

◎遺品整理で後悔しない片づけをするポイント

①何を残すかを話し合う
・勝手に一人で判断しない
・同意書を作っておく
・持ち帰る期限を明確にしておく

②残す物をしっかりと仕訳しておくこと
・何を残すかをきまったら、なるべく早く運び出す。
・色のついたガムテーム、持って帰る人の名前をつけておく。
・小さなものは紛失してしまうことが多いので一部屋や納戸など一定のところにまとめる。
・不必要な食品などは廃棄する。処分所に持ち込むことができないため廃棄処分会社は食品の処分ができない。各家庭で事前に市町村のゴミに出しておくこと。
・備蓄食料品、熟成食料品(梅酒)を見逃さない。シンク下などの収納、屋外の納戸に入っているときがある。

④遺品鑑定人に遺留品の鑑定を依頼する
・知識がある人をお願いするのがポイント。売れる物と売らないものに分けてもらう。

⑤売れる物をどのように売るのかを決める。どのような方法があるのか
・遺品鑑定人に買ってもらう。
・委託でオークションに出品する。最近は偽物が多く、草間さんの作品は偽物が次から次にでてくる。偽物が多いと価値がさがるので所持している人に取ってはとても迷惑なこと。作家によっては専門の鑑定人でもわからないほどの出来栄えになっている。
・ヤフオク、メルカリに個人で出典する。

⑥売れないモノの処分方法を決める
・寄付をする。衣類の回収を受け付ける起業やユニクロなどは自社のものを受け付けている。
・自治体のゴミにだす。大きな物などは自治体への持ち込みを利用することができる。3週間からひと月がかかるので事前に確認をする。
・廃棄処分業者へ依頼する

?◎廃棄物処分業者が処分するのに困難なもの

  • 液体/調味料、油、化粧品、肥料
  • 食料品/調味料、粉もの
  • 医薬品/注射器、軟膏、外用薬
  • 圧縮ガス/ライター、スプレー、ボンベ
  • 危険物/アルコール、花火、燃料
  • 電池/乾電池、ボタン電池、バッテリー
  • 蛍光管/丸形、電球 水銀が入っているので回収ができない
  • 水銀式計測器/体温計、血圧計

◎遺品を売却、処分する場合の注意点
・誰が相続した人が誰になっているのかの確認をする。
・必ず本人が売買する。相続したのかが重要。証明書を取り揃える。1万円以上から必要となる。
・買取業者も相続した方とのみ売買契約をする。

などなど。
他にもワンポイントアドバイスが次から次に出てきました。
まだまだ、伝えたいことはありますので、今後のセミナーでお話していきたいと思います。

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